スイッチ一つで栄養満点!炊飯器で叶える節約ヘルシーレシピ集
忙しい日の強い味方!炊飯器で叶える節約ヘルシーごはん
仕事や育児に追われる日々では、毎日の献立を考え、調理に時間をかけるのが難しいと感じることもあるのではないでしょうか。手軽に済ませたいけれど、家族の健康も気になるし、食費も抑えたい、という方もいらっしゃるかと思います。
そんな方におすすめしたいのが、「炊飯器」を使った調理です。ご飯を炊くだけでなく、実は様々な料理を手軽に作ることができる便利なアイテムです。材料を入れてスイッチを押せば、あとは炊飯器におまかせ。その間に別の作業ができるため、時間を有効活用できます。また、火を使わないため調理中の見守りが不要で、小さなお子さんがいる家庭でも比較的安心して使用できます。さらに、光熱費の節約にも繋がる場合があります。
この記事では、「節約」「ヘルシー」「シンプル」をキーワードに、炊飯器で作れる美味しいレシピと、炊飯器調理を日々の食事に取り入れるヒントをご紹介します。
炊飯器調理の魅力とは
炊飯器を使った調理には、いくつかの魅力があります。
- 圧倒的な手軽さ: 材料を切って調味料と一緒にセットし、スイッチを押すだけで調理が完了します。火加減の調整や混ぜる手間がほとんどかかりません。
- ほったらかし調理: 調理中は炊飯器に任せられるため、その時間を他の家事や作業に充てることができます。
- 節約: 火を使う時間に比べて光熱費を抑えられる可能性があります。また、安価な食材でも美味しく仕上がることが多く、食費の節約にも繋がります。
- ヘルシー: 少ない油や水分で調理できるレシピが多く、食材本来の味や栄養素を逃がしにくいという利点もあります。
ただし、炊飯器は本来、ご飯を炊くための調理器具です。調理に使用する際は、取扱説明書をよく確認し、調理可能なメニューや調理時間、容量などを守ることが重要です。指定外の調理を行うと、故障の原因になったり、安全性が損なわれたりする可能性があるためご注意ください。
炊飯器で作れる!節約ヘルシーレシピ例
ここからは、炊飯器を使った具体的なレシピをいくつかご紹介します。特別な材料は必要なく、普段使いできる食材で手軽に作れるものを選びました。
レシピ1:鶏肉と野菜の炊き込みご飯
鶏肉のうまみと野菜の甘みがご飯全体に染み込んだ、栄養満点の炊き込みご飯です。鶏もも肉を鶏むね肉やささみに替えれば、よりヘルシーに仕上がります。きのこ類や根菜など、冷蔵庫にある余り野菜を活用しやすいのもポイントです。
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材料(4人分目安)
- 米:2合
- 鶏もも肉:1枚(約200g)
- にんじん:1/2本
- しめじや舞茸などお好みのきのこ:1パック
- 油揚げ:1枚
- (A) 醤油:大さじ3
- (A) みりん:大さじ2
- (A) 酒:大さじ1
- (A) 和風だしの素:小さじ1
- 水:炊飯器の炊き込みご飯の2合の目盛りまで
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作り方
- 米は研いで、炊飯器の釜に入れます。
- 鶏肉は1.5cm角に切ります。にんじんは千切り、きのこは石づきを取ってほぐし、油揚げは油抜きをして細切りにします。
- 釜に(A)の調味料を加え、水を炊飯器の炊き込みご飯(または白米)の2合の目盛りまで注ぎ、軽く混ぜます。
- 切った鶏肉、にんじん、きのこ、油揚げを釜に入れ、平らにならします。混ぜ込まなくて大丈夫です。
- 炊飯器をセットし、「炊き込みご飯モード」または通常の「炊飯モード」で炊飯を開始します。
- 炊きあがったら全体をさっくりと混ぜて完成です。
レシピ2:まるごと玉ねぎと鶏肉の無水風煮込み
野菜の水分と鶏肉のうまみだけで作る、優しい味わいの煮込み料理です。玉ねぎをまるごと使うことで甘みが増し、満足感があります。味付けはシンプルですが、素材の味がしっかりと感じられます。
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材料(3〜4人分目安)
- 鶏もも肉またはむね肉:1枚(約200〜250g)
- 玉ねぎ:2個(Mサイズ程度)
- お好みのきのこ(しめじ、エリンギなど):1パック
- コンソメ顆粒:小さじ2
- 塩、こしょう:少々
- (お好みで)ローリエ:1枚
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作り方
- 鶏肉は余分な脂を取り除き、大きめの一口大に切ります。塩こしょうを振ります。
- 玉ねぎは皮をむき、根元の部分に十字に浅く切り込みを入れます(完全に切り離さない)。
- きのこは石づきを取り、手でほぐしたり、食べやすい大きさに切ったりします。
- 炊飯器の釜に鶏肉、玉ねぎ、きのこを入れます。
- コンソメ顆粒、塩、こしょう、(あればローリエ)を加えます。
- 炊飯器をセットし、「早炊きモード」や「玄米モード」など、比較的長く加熱されるモード(調理モードがあればそれを使用)で炊飯を開始します。炊飯時間は炊飯器の機種やモードによりますが、40分〜1時間程度が目安です。
- 炊飯が終了したら、玉ねぎを崩しながら全体を混ぜて完成です。味を見て足りなければ塩こしょうで調整してください。
炊飯器レシピ活用のヒントと注意点
- 具材の切り方: 炊飯器の機種によっては、小さな食材が蒸気口を塞ぎ故障の原因となる場合があります。具材は小さすぎず、ある程度の大きさに切るようにしましょう。
- 容量を守る: 炊飯器の取扱説明書に記載されている最大容量を守って調理してください。吹きこぼれや加熱不足の原因になります。
- 安全性の確認: すべての炊飯器が調理に対応しているわけではありません。必ずお持ちの炊飯器の取扱説明書を確認してください。特に圧力IH炊飯器など、特殊な機能を持つものは注意が必要です。
- 匂い移り: 匂いの強い料理を調理すると、釜に匂いが移ることがあります。使用後は丁寧に洗浄し、必要であれば脱臭機能などを活用してください。
- 炊飯以外を推奨していない機種もある: 基本的にはご飯を炊く以外の用途を推奨していない機種もあります。自己責任での利用となる場合があることをご承知おきください。
まとめ
炊飯器はご飯を炊くだけではなく、忙しい毎日の中で手軽に節約・ヘルシーな料理を作るための強力なツールとなり得ます。材料を切ってスイッチを押すだけの「ほったらかし調理」は、時間の節約に大きく貢献してくれます。
今回ご紹介したレシピは一例です。炊飯器を活用して、鶏肉や野菜を使った煮込み料理、蒸し料理など、様々なアレンジに挑戦してみてください。安価な食材を使い、栄養バランスの取れた食事を、無理なく日々の食卓に取り入れていきましょう。炊飯器を賢く活用して、お財布にも体にも優しい「節約ヘルシーごはん」を、ぜひ楽しんでください。