家族みんなで美味しい!子供の苦手野菜が食べやすくなる節約レシピと工夫
子供の野菜嫌い、毎日の献立で悩んでいませんか?
お子さんの成長に欠かせない野菜ですが、「うちの子は野菜が苦手で困る…」「献立にどうやって野菜を取り入れよう?」と悩む方も多いのではないでしょうか。忙しい毎日の中で、家族みんなが美味しく食べられて、しかもお財布にも優しい献立を考えるのは大変ですよね。
このサイト「節約ヘルシーごはん」では、そんな忙しいお母さん・お父さんのために、子供が苦手な野菜も無理なく美味しく食べられるようになる、節約・ヘルシーなレシピや調理のちょっとした工夫をご紹介します。特別な食材や手間は必要ありません。いつもの食事に、今日からすぐに取り入れられるアイデアを集めました。
苦手な野菜が「食べやすくなる」調理の工夫
まずは、野菜そのものの味や食感が苦手なお子さんでも食べやすくなる、基本的な調理の工夫をいくつかご紹介します。
1. 小さく刻む、すりおろす
これは最も定番ですが、効果的な方法です。 * 刻む: みじん切りや細切りにして、ご飯や肉料理、卵料理に混ぜ込みます。チャーハン、オムライス、ハンバーグ、つくね、お好み焼き、チヂミなどがおすすめです。野菜の存在感が薄まり、他の食材と馴染みやすくなります。 * すりおろす: カレーやシチュー、ミートソースなどの煮込み料理にすりおろした人参や玉ねぎ、トマトなどを加えると、野菜の甘みや旨味が増し、溶け込んで形が分からなくなります。
2. 味付けや調理法を工夫する
子供が好む味付けや食感を取り入れることで、野菜への抵抗感を和らげます。 * 甘みや旨味を活用: 醤油や味噌ベースの甘辛い味付け、ケチャップ味、カレー味など、子供が好きな味に寄せます。また、きのこや肉、魚介類と一緒に調理することで、それぞれの食材から出る旨味が加わり、野菜が美味しくなります。 * 加熱方法を変える: 生野菜が苦手でも、加熱して柔らかくしたり、逆に揚げたり焼いたりして香ばしさを出したりすることで食べやすくなる場合があります。素揚げにした野菜に甘酢あんを絡めたり、グリルして甘みを引き出したりするのも良いでしょう。
3. 他の食材と組み合わせる
子供が好きな食材や料理に野菜を「こっそり」混ぜ込む作戦です。 * ハンバーグやミートボールのタネに刻んだ野菜を混ぜる。 * 卵焼きやオムレツの具材に細かく切った野菜を加える。 * 鶏肉や豚肉と一緒に炒め物や煮物にすることで、肉の旨味が野菜に移ります。
4. 見た目も意識する
彩り豊かにしたり、子供が興味を持つような形にしたりするのも有効です。 * 星形や動物の形に型抜きしたりんじんやピーマンを使う。 * 食卓に並べる際に彩りを意識する(赤、黄、緑など)。
野菜が苦手な子供もパクパク!節約ヘルシーレシピ例
上記の工夫を取り入れた、簡単で美味しい節約ヘルシーレシピをいくつかご紹介します。
レシピ1:とろーりチーズと野菜たっぷり!鶏ひき肉のやわらかハンバーグ
刻んだりすりおろした野菜をたっぷり加えることで、野菜の苦手意識を減らしつつ、ふっくらやわらかな食感に。鶏ひき肉は豚ひき肉より安価なことが多く、ヘルシーです。
材料(4人分)
- 鶏ひき肉:300g
- 玉ねぎ:1/2個(みじん切り)
- 人参:1/3本(すりおろしまたは細かいみじん切り)
- ピーマン:1個(細かいみじん切り)
- パン粉:大さじ3
- 牛乳:大さじ2
- 卵:1個
- 塩、こしょう:少々
- ピザ用チーズ:お好みで
- サラダ油:大さじ1
- 【A】ソース
- ケチャップ:大さじ3
- 中濃ソース:大さじ2
- 醤油:小さじ1
- 砂糖:小さじ1
作り方
- ボウルにパン粉と牛乳を入れ、軽く混ぜて湿らせておきます。
- 別のボウルに鶏ひき肉、玉ねぎ、人参、ピーマン、卵、塩、こしょうを入れ、粘りが出るまでよく混ぜます。1のパン粉も加えてさらに混ぜ合わせます。
- 生地を4等分にし、小判形に成形します。中央を少しへこませると火の通りが均一になります。お好みで中央をくぼませてピザ用チーズをのせます。
- フライパンにサラダ油を熱し、3のハンバーグを並べ入れます。中火で両面に焼き色がつくまで焼きます。
- 蓋をして弱火にし、中に火が通るまで7〜8分蒸し焼きにします。
- ハンバーグを取り出し、空いたフライパンに【A】の材料を入れて混ぜながら煮立たせ、ソースを作ります。
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器にハンバーグを盛り付け、ソースをかけたら完成です。
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調理時間の目安: 20分
レシピ2:野菜もたっぷり隠せる!とろけるカボチャとほうれん草のポタージュ
カボチャの自然な甘みと滑らかな舌触りで、野菜嫌いのお子さんでも飲みやすいポタージュです。ほうれん草など、他の苦手な野菜を少量加えても気づかれにくいです。
材料(4人分)
- カボチャ:1/4個(正味約300g)
- 玉ねぎ:1/4個(薄切り)
- ほうれん草:1株(ざく切り、根元をしっかり洗う)※無くてもOK
- バターまたはオリーブオイル:10g
- 水または野菜だし:200ml
- 牛乳:200ml
- コンソメ顆粒:小さじ1
- 塩、こしょう:少々
作り方
- カボチャは種とワタを取り除き、皮をむいて適当な大きさに切ります。耐熱皿に入れ、ラップをして電子レンジ(600W)で5〜6分、柔らかくなるまで加熱します。
- 鍋にバターまたはオリーブオイルを熱し、玉ねぎを加えてしんなりするまで弱火で炒めます。ほうれん草を加える場合はここで加えてさっと炒めます。
- 1のカボチャ、水または野菜だし、コンソメ顆粒を鍋に加えて煮立たせます。アクが出たら取り除き、蓋をして弱火で5分ほど煮ます。
- 火から下ろし、ブレンダーまたはミキサーで滑らかになるまで攪拌します。
- 鍋に戻し、牛乳を加えて弱火で温めます。沸騰させないように注意してください。
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塩、こしょうで味を調えたら完成です。
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調理時間の目安: 15分
節約&栄養アップのポイント
- 旬の野菜を活用: 旬の野菜は栄養価が高いだけでなく、価格も安定していて手に入りやすいです。積極的に取り入れましょう。
- 冷凍野菜も活用: カット野菜や冷凍ほうれん草などをストックしておくと、刻む手間が省けて時短になります。冷凍しても栄養価は損なわれにくいです。
- 野菜の使い切り: 半端に残った野菜は、ポタージュや混ぜ込みご飯の具材としてまとめて活用できます。無駄なく使い切ることで節約に繋がります。
- 他のタンパク源も一緒に: 野菜だけでなく、肉、魚、卵、豆腐などのタンパク質源もバランス良く取り入れることで、子供の成長に必要な栄養素をしっかり摂取できます。
焦らず、楽しく、少しずつ
子供の野菜嫌いは一朝一夕に改善するものではありません。無理強いせず、まずは「一口でも食べてみようか」という気持ちを引き出すことから始めましょう。今回ご紹介したような工夫を取り入れながら、食卓に野菜を取り入れることを継続することが大切です。
毎日の献立作りは大変ですが、ご紹介したレシピや工夫が、少しでも皆さんの負担を減らし、家族みんなが笑顔で食卓を囲む助けとなれば幸いです。お財布にも体にも優しい、シンプルで健康的な節約ごはんを楽しみましょう。